最近、トレーニングよりも仕事が忙しいクロスカントリースキーヤー清水です。
前回の記事で直近の目標を発表しました。
その中に富山県南砺市にある「たいらクロスカントリー場にローラースキーコース完備の多目的施設を作る!」と大口叩いて宣言しましたが、実際のところ何から始めていいのか全く分かっていないです笑
とりあえずローラースキーコースについて色々情報取集から始めるのがセオリーだと思うので調べたことをお知らせしたいと思います🤗
目次
・日本に現存するローラースキーコース一覧。
・海外で滑ったことのあるローラースキーコース。
・ローラースキーコースを新設する費用って一体どれくらい?
・たいらクロスカントリー場のローラーコースを想定してみた。
・ローラースキーコースがあるってすごいこと!!
・まとめ
▼日本に現存するローラースキーコース一覧。
【北海道】
札幌市西岡射撃場(自衛隊施設)
士別市朝日町ローラースキーコース(河川敷)
【東北】
秋田県鹿角市花輪スキー場ローラースキーコース
【長野】
木島平村クロスカントリー競技場
白馬村スノーハープ
野沢温泉村スキー場ローラースキーコース
【新潟】
津南町マウントパーク
妙高高原スポーツ公園ローラースキーコース
日本にたった8箇所しかないんです。
士別市朝日町と野沢温泉、妙高高原以外は全て滑ったことのあるコースですが、どこのコースも最大2km〜3kmの距離でした。
毎年、北は北海道から南は山口県までローラースキー大会が開催されていますが、ローラースキーコースがない県は県道などを貸し切り、交通規制して開催しています!(運営いつもありがとうございます!感謝!)
それでも長野県は3つも保有していてローラー大会も沢山あって本当にすごいですね〜
羨ましい!!
▼海外で滑ったことのあるローラースキーコース。
今までサマーシーズンに海外合宿へ行った際に滑ったことのあるローラーコースは
【ノルウェー】
リレハンメル
【ドイツ】
オーバーホフ
【オーストリア】
ラムサウ
以上の3箇所と考えてみたらとても少なかったです。
イタリアやフランスなど行ったことはありますがだいたい公道でローラーすることが多かったですね。
北欧なんかはどの街に行っても設備されていると行ってもいいくらいローラーコースがあるイメージです。
日本で例えると市町村に野球場がある感覚だと思います。
流石に日本はそこまでとはいきませんが、各地方(北陸に1箇所みたいな感じ)に一つローラーコースがあると良いなぁと本気で思います。
ちなみにノルウェーへ行った時に公道でローラースキーをしていたら車の方がローラースキーヤーが通り過ぎるまで減速して優先にしてくれて感動しました笑
日本で例えると通りすがりのおじさんが野球少年にノックしてくれる感じです(ちょっと違う?笑)
冗談は置いといて次行きましょう!
▼ローラースキーコースを新設する費用って一体どれくらい?
なんでもそうですが物を作るにはお金がかかる!!
ローラーコースに至っては莫大な建設費用がかかります。
この資金を集めない限りは絶対に作れません。
とりあえず、建設費用がどのくらいかかるのか既存であるローラーコースに詳しい関係者に聞いてみました。
【建設実例1】
コース距離 2.5km
コース幅 約7m
工事費 3800万円
【建設実例2 】
コース距離 3.3km
コース幅 3〜4m
アスファルト厚さ 7〜10cm
工事費 約1億
【建設実例3】
コース距離 2.5km
コース幅 不明
工事費 不明ですが最初の見積もりが億越えだったらしい
正直、2000万円くらいで建設できると思っていたので甘くみていました。(2000万でも大変!!)
調べたローラーコース全てが国や行政が関わっていて資金が出ているのでやはり県や市の公共事業にするのが得策のようですね。
それにしても建設例2と3はアスファルト舗装以外の工事も含まれての金額だと思うけど億越えは驚きましたね〜〜
ちなみに東京ドームの球場建設費用も調べてみたところローラーコースの10倍以上の費用350億が掛かるそう。
規模が違いすぎる笑
けど、考えようによっては目的や利用価値さえ見出せば「ローラーコースだって可能なんじゃないか?」って勇気もらえる!!
情報提供していただいた関係者の皆さまありがとうございました!!
▼たいらクロスカントリー場のローラーコースを想定してみた。
実際にたいらクロスカントリー場にローラーコースを作るならどんなコースプロフイールにするか考えてみました!!※あくまでも清水の構想場の考えなので悪しからずでお願いします!
コース:約400mコース・1kmコース ・1.5kmコース
コース幅:4m〜6m
スタートから右方向へ右周りに進んで右周りいきます。(ちょっと分かりにくかったらすみません)
僕の頭で思いつくコースは今の所こんな感じです。
欲を言えば2km〜2.5kmくらい取りたいですが、たいらクロカン場の地形的に現状これがベストそう。
でもまてよ。このコースならスプリントレースするんだったらかなり良いんじゃないか?
しかも、ほとんど滑ってるところが見えるコースプロフィールだから観戦してる人も見応えある!
なんだか想像するだけでワクワクしてきます😆
これで果たしていくらで作れるのか見積もりを取ってみたいですね!!後日、やってみま〜す♪
▼ローラースキーコースがあるってすごいこと!!
今回「ローラーコースを作る!」と大口叩きましたが建設費用がここまで掛かるのかと思い知らされました(トホホ…)
いつも当たり前のように使用していたローラーコースがこんなにも時間と労力そして高額費用を注ぎ込んでできていると知ったら感謝しなければならないと再認識させられました。
設備されるまでに「設計・資金繰り・工事」などなどいくつもの課題を乗り越えて作られているのだと!!
そう考えると作る理由もマストだけど作った後「どう維持管理していくか」、「収益を出すにはどうしたらいいか」具体策を考えていかないと厳しいですね。
ローラースキーコース完成がゴールではなくスタートにしなければなりません!
実際に既存で日本にあるローラー施設は冬場は「クロカン」、夏場はローラースキー以外にも「サッカー、マウンテンバイク、アーチェリー、ランニング」などの大会や合宿を受けているそうです。
クロスカントリースキーだけに特化した施設を作るのは現状厳しく、多目的施設として建設しないと難しいでしょうね。
スキー関係者だけではなく沢山の人に愛される施設を目指すことが大事だと思いました!!
▼まとめ
今回、情報提供をしていただいた方(許可もらっていないので名前は伏せます)と色々話しましたがクロカンに対する情熱が凄かったです。
本気でクロスカントリーを「盛り上げたい、普及させたい、世界で活躍する選手を育てサポートしたい」というような気持ちを持った人がたくさんいます。
敢えて書きますが、クロスカントリースキーは
超マイナースポーツです。
メディアに出ることがほとんどなく知名度が低いスポーツで正直に言うと現役をやっている自分でさえ「このスポーツに未来あるのか?」って思ってます。
きっと言わないだけで他の人も感じているはずです。
ですが、クロスカントリーにはクロスカントリーにしかない、他のスポーツにも負けない魅力があるんです。
世界ジュニアで3位になった時の写真。
だからこそこの競技に魅了されてここまで続けてきた自分がいるし、なんとかして盛り上げたいと思っています。
今、行動を起こさないとおそらく日本のクロスカントリー界は衰退していく一方でしょう。
僕一人でできることは少ないですが、みんなが力を合わせてこのスポーツをメジャースポーツにしたいです!!
道のりは遠く先の見えない距離の決まっていないマラソンのようですが長距離は得意なので根気強く小さい脳みそをフルに使って動きます!!
頑張る!!!
清水康平
JPN CROSSCOUNTRY SKI
富山県 T.A.C Ski Team所属
クロスカントリースキーの情報発信
スポーツ・オーガニックフード・メンタル3つのエレメントに着目したアスリートを目指しています!
- ◆資格◆
- スポーツフードアドバイザー
上級心理カウンセラー
- ◆趣味◆
- 読書 グルメ
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